
車椅子を上手に扱うには、とにかく操作に慣れることかな・・・と思います。車椅子だけで押してみると操作が簡単な気がしますが、実際人が乗って重みを感じる全然違っていたりします。例えば、人が乗った車椅子の場合、直線を走るのは簡単でも、角を曲がったり、ターンしたりという場面・段差などはコツがいります。車椅子のブレーキ・ロックなどといった、停止時に必ず行う動作も癖づけておくといいと思います。
車椅子の運転時は廊下・壁など対象物・又、対人に常に配慮しなければいけないのと、乗っている人への配慮(スピード・動きで恐怖心を与えていないかどうか・動きが出るので、寒くはないかなど)も不可欠です。乗っている人の方が、周囲に気を使ってることもあるので介助者が慣れて、安心感を与えるのが重要かなと思います。
私も患者となって車椅子に乗った経験がありますが病衣を着ている場合、車椅子の勢いで前がはだけたり・・・なんて経験もあって。乗り手が嫌がらない限り、掛物を膝に掛けるようにしていました。(体に1枚掛かることで、ちょっとした安心感にもつながります)
また車椅子の場合、歩行者より目線が下がることで「見られている」という意識が高くなる場合があります。病院内では外来の待合室・廊下などで大勢の人とすれ違う時・エレベーターなどの密室(特に込み合う時)など。そういう気持ちを察して、自然に声掛けできるよう心がけています。車椅子に乗る前・乗車中・止まる時・狭い場所を通る・揺れるなどといった動作でも動作前に必ず一声かけると、違ってくると思います。
学生時代必ず実施するのが、車椅子の乗り手を経験することでした。車椅子の乗り手になり、他者に介助されて運転することで乗り手の目線を学びます。これで、介助者としての意識は違ってくるはずです。また、車椅子で自走してみると結構体力とテクニックが必要なことが分かると思います。

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